温泉旅館に行った。
旅館以外なにもないようなところだけど、景色が綺麗で有名な旅館。
ぼーっと見ていたので食べ物の写真しかない。酷いサムネになった。
日が落ちてから露天風呂に行くと、目の前の海と湯船が繋がっているような気がしてくる。見上げると星が出ていて、郊外にある実家は意外と明るかったことを知った。
旅館には昼過ぎに着いた。一段落したら温泉に入って、食事までのんびりと過ごそう。
温泉から出るとバルコニーが目に入った。椅子が2つとテーブルが一つ。火照った身体に外の風が気持ちいい。
そろそろいいかな、と思いふと振り向くと窓を隔てた向こう側にカップルがいた。
二人共、夕日の方を見ている。「あとでバルコニーに出て景色を楽しもう」なんて会話をしていたのかもしれない。
何も悪いことはしていないのに居たたまれなくなったので退散!と腰を浮かしかけたところで椅子の惨状に気づいた。ケツ汗である。
木製のおしゃれな椅子に私のお尻の形に染みができている。これでは立ち上がれない。
カップルの方もなんとかバルコニーに出たいのか、それとも日が沈むまでそこで過ごすつもりだったのか。移動する気配がない。
チラチラと様子を見ながらカップルが去るのを待つ。風が冷たい。もうすぐ日も沈んでしまう。
ようやくカップルがいなくなった頃、すでに私の身体は冷え切っていた。もう一度お風呂に入りたいくらいだ。
時計を見るともう夕食の時間だった。
伊勢海老は初かも。可食部が少ない。おいしい。





お腹が満たされれば悩みもなくなる。そう思っていたのだが、今になってじわじわ来てる。
というのも、翌日チェックアウトする際に先述のカップルがカメラを持って外に出ていたからだ。
恐らく朝の海辺で記念撮影をするのだろう。そうなるとやはり昨日はバルコニーで撮影をしたかったのではないだろうか。声をかけてくれれば…!なんて思わず責任を擦り付けようとする被害妄想癖のある私。
どうか朝日の反射する海面をバックに納得の行く写真が撮れていることを願うばかりだ。
コメント